Tuesday, June 20, 2006

Santa Cruz


Santa Cruz・サンタクルーズはベイエリアから一番近い太平洋沿いの小さな町。サーファーには結構有名ですが日本人観光者は大抵"ミステリースポット"を連想するようです。 夏は若者や家族連れで賑わいます。海釣りの好きな人も楽しめます・・・シーバスが特に良いですね。

今週末から・・なんと・・カリフォルニアの学校は既に夏休み。こちらは学校の年度末で9月の新学年、新学期までは宿題も無く遊び放題!!いやぁ~、羨ましいシステムですネェ。ビーチも既に夏真っ盛り。週末は30度を超える暑さでした。

で、無謀にもサンタクルーズのダウンタウンに突入した私は大渋滞に巻き込まれウンザリ。写真を撮る元気も無く何とかWest Cliff Roadに抜け出ます。ここは繁華街、ビーチ、ボードウォーク、観光桟橋などが見渡せる海岸沿いの散歩道。ゆっくり歩けばビクトリアン調の建物や

レンガ造りの可愛い灯台などが有ります。

あ、ちなみにヘルメット替えてみました。ShoeiのX-Eleven。少しきつめのXL(!)サイズ(前のはXXLで少し緩んできたので)。軽く空力が良いので疲れません。頭の部分の風通しがすごく良いですね。あとは、風切り音もマアマアなのでエンジンの音とノイズが良く聞こえます。ま、値段もそれなりでしたがお勧めかな。軽さが嬉しいです。
今日のサーファーは浮いているだけ。まるで動きが有りません。どう見たって波が無いですからねぇ~

と、軽くSanta Cruzを紹介して・・・今日は昔のデジカメ・・・虫が当たっても後悔しない・・・で走行中の写真に挑戦。

こちらハイウェイ1号線。比較的高台を走っている所。スピードは制限速度の55マイル位。

こちらもハイウェイ1号線、ピジョンポイントの灯台を過ぎた辺り。何故毎週の様に来てしまうか・・・お分かり頂けます?この道はかなり気持ちイイです、ハイ。
この道、Hwy-1は南はロスアンジェルス、北はサンフランシスコの北側まで通っています。今年は冬季の大雨の影響で一部寸断されていますがゴールデンゲートブリッジはこのハイウェイ1号線です。いつもは全長多分400マイルくらいの内35マイル位を走っています。このモロに海風(寒流)が来る所はいつでも寒い!・・・が冬でも同じくらいな不思議な気候です。

で、こちらいつも通る山の中。少し暗くなると振れちゃってダメでした。

日曜日はもっと過激に違う峠を走って、一眼も持っていたのですが他のバイクたちとのバトルになって汗だくで3時間半。気温30度以上、標高1200m位をガリガリ走ったら初めてエンジンのダレを感じました。ま、おじさんには十分でしたが・・・という事で写真は無しでした。チャン・チャン♪

Monday, June 12, 2006

E10エタノール混合燃料って何?



あるサイトの質問で見かけたのですが日本でもやっとエタノール添加のガソリンへの転換指針が出た様ですが・・・遅い、遅すぎる。

バイオマスと呼ばれる再生可能燃料・・・醸造で出来たアルコール燃料を燃やして二酸化炭素を作る・・・はCO2排出規制にかからない・・・いわば日本が建前上世界をリードしているかの様な虚像を与えている分野です。しかし実態はお粗末!


先ず、アメリカのバイオマス研究ではトウモロコシの収穫後の茎や皮などを主原料に使い穀物は使用していません。なぜなら米国といえども穀類に関しては輸入国なのです。日本がサトウキビやジャガイモを使える訳が有りません。

で、廃物、廃材、雑草などあらゆるものからエタノールの生成をしています。これは72年の石油危機から始まっており、エタノールに関して云えば米国全土で使われた15%のガソリンは既にアルコール添加がされています。その他のMTBE(メチル-t-ブチルエーテル)等も含めると実に35%程のガソリンはアルコールやエーテルで希釈されている・・・のが81年から始まっているのです。添加量はそれぞれですが6.5から10%。最近の石油価格高騰と不安定な供給の影響でこのまま燃料電池に行くかと思われた計画も過渡期的な対応でエタノール比率を30%、50,65そして85%と段階的に引き上げる計画に熱が入りだした様です。

ところが・・・ニッポン!2030年までに10%?しかも自動車工業会は既に国外、特にアメリカ市場で数十年売り続けているE10対応に2003年の時点で10年かかるとオトボケの回答です。まあ、その頃は石油価格の暴騰が予想されていなかったとは言え、日本の消費者を欺くかの様な態度。気に入りません。こちらのNRELのテストではE30でも問題が無い事が分かっている(2004 Toyota カムリ)様で、米国が2030年までにE30に移行できると考えている理由の一つとなっています。

ブラジルでは豊富なサトウキビを使い既に85%エタノールのE85 が使われています。ここで驚くべきなのは2006年の時点でガソリンからE85 迄対応可能なFFVと呼ばれる自動車を生産しているのが米国各社とダイムラー。日本勢は日産のみ。いすゞとマツダはかろうじて昔のトラックが1車種。トヨタとホンダは無し!政治やマーケティングの取引も有るのでしょうが・・・不甲斐無い!日本が2流に甘んじる理由が見えますねぇ~。

で、皆さんが一番気にしている”ハーレーはE10対応か?”
こちら、アメリカで販売されるHD、ヤマハ、ホンダ、カワサキ、スズキのマニュアルの抜粋だそうです。全て問題無し。当たり前ですよね。51州の内35州は既にエタノール添加ですから。

基本的に無鉛対応の車種、69年以降(・・・かな?自信無い)は大丈夫な筈。まあ、添加剤も有るしクラシックの趣味で乗るには問題無いでしょう。大体ヘッド=バルブシートを換えれば無鉛対応する筈です。

と、云う事で、環境にも優しく日本でも生産可能なエタノール燃料。政治的に大国や農業国に主導権を握られたくない政治的思惑が余りにもあからさま。しかも自動車工業会もグルになって情報操作をするなんて・・・・・


うぇ~。書いちまった。と、正義感に燃えてやってしまいましたが、私が政府諜報機関に狙われたら後は宜しく・・・・

Saturday, June 10, 2006

スクリーミン・イーグル その5





最近、音が大きめかな・・・等と思いつつも抜けが良くなるとバイクの調子も良いなぁ~・・・と言う事でサボってました。

グラスウールが飛んだのだろうと予想はしてましたが・・・たったの2000マイルほどでこの通り。SE-IIのサイレンサーの穴のパターン通りに無くなってました。 昔いじっていた250ccでは予想も出来ないほどの排気圧なんですねぇ~。写真上の部品が後付けのインナーバッフルです。

で、今度はグラスウールでも飛ばないタイプを買って来ました。これはどちらかと言うとFRPなどで良く使われるタイプ。1m四方で4ドル程でした。これを適当な幅に切って単純に包帯の如く巻いて針金で留めただけ。今回は飛散防止の網は使いません・・・って網は仕事して無かったから要りません。 ちなみにインナーバッフルは5インチ長のままでグラスウールを4インチ程巻いています。

テストコースはいつものHwy9から1へ抜けてまた峠を越えて帰る周回路、
総行程110マイルのうち山道60%のフリーウェイ40%位かな。

こちら走行後のバッフルの状態。穴からビミョーにインナーバッフルの状態が見えますが飛びそうな気配も溶けた気配も有りません。アウターに巻いたのは熱や煤の状態を見るためと気休め程度に反響を抑える為。以前やった経験からは消音に対しては殆んど効果有りません。音質には多少影響があります。

まあこの状態なら暫くは持ちますね。これで一安心。


で・・・良い感じです。音質は・・・この方素材の方がサイレンサー自体がカンカン響くのを抑える為でしょう。高音が減りました。もちろん音量も控えめ・・・でも乗った感じ、プラグの焼け、サイレンサー部の煤の具合など全体的にOK・・・と見ました。

で、こちらはご存知、海岸線を通るハイウエイ1号線での景色。私の来た南方向は良い天気ですが北側は冷たい霧が吹きつけています。これを抜けるまでは強烈な寒さでした。



カイトサーファーが一杯。流行ってるんですねぇ。数年前まではウインドサーファーのポイントでしたが全てカイトでした。

以前のマフラー関係記事

バロニーちゃん・窒息

スクリーミンイーグル作戦 4

スクリーミンイーグル作戦・その3

そんなにスクリームしない計画-2

そんなにスクリームしない・・・SE-II は可能か?

Tuesday, June 06, 2006

ついにブレーキがリコールされた模様


遅かったなぁ~。
でも、信頼失墜を免れた・・かな?

対策の済んでいない方は・・・ハーレー社からの連絡を待ちましょう!
XLフォーラムでも数週間は待つようにと呼びかけています。

これにて一件落着! ・・・だと良いですね。



本文抄
ハーレー社は2004及び2005年製スポーツスターで2003年6月25日から2005年6月3日までに製造された883Rと1200Rモデルで、フロントマスターシリンダーの戻り不具合が有る事を認めリコールします・・云々。

アメリカではNHTSAがこれらを発表しますがこのサイトにも未だ載っていないようです。すごい情報の速さ!ビックリです。

Monday, June 05, 2006

アメリカ考


ここは60数年前は紛れも無く敵国でした。 友好など未来永劫有り得ないかのごとく叩きのめされた国がありました。

静かなメモリアルデーから遅れる事1週間、突然の敵機来襲です。ハーレーがいくら爆音だからってこいつらには敵いません。 100デシベル?そんなモンじゃないですね。一機だけでも地鳴りの様な低音です。これが数百機単位で日本各地で空襲を行なったんです。

そんな遠い昔の話ではありません。


第二次世界大戦時に日本を爆撃した”ヒーロー達”が60数年の時を経て雲一つ無い青空を舞います。 戦勝国であるこの国には武勇伝として語る権利が与えられました。


前、後ろ、横に見える機銃たち。その先に見えていたのは我々の国の人々でした。


とても複雑・・・・・

これはB24と言ってB29と共に日本の空襲に使われました。我々の親の世代には見覚えの有る、PTSDさえも引き起こしかねない姿です。 そして、我々の眼にも焼き付けなければいけない姿です。


平和な時代に生まれた事に感謝します。 我々の子供たちの時代も平和が続きます様・・・・・・

Friday, June 02, 2006

フロントブレーキ・保全方法

出張中にディーラーが直したフロントマスターシリンダー。先週末の走行では少し握りが柔らかい感じは有るもののブレーキ機能自体は元に戻りました。


で、明日金曜日はバイクで通勤しようと思いエア抜きを再確認。ついでに前回の不具合発生時に気が付いたピストンの戻り不良はどの様な感じか確かめてみました。
つまり、エア抜きを真空ポンプだけで行なわずブレーキレバーを握ってオイルとエアーを抜き出します。すると・・・以前抜けた後に数十回ポンプしなければならなかったマスターは見事に一回目で機能が回復します。
ブレーキもかなり硬い感触になりました。・・って!ちゃんとやって無かったてコト・・・?
やっぱり重要保安部品は自分でメンテしないとダメか・・・・・・ン?ハーレーさん!?


で、思ったのは・・・これを定期点検すればもしマスターの戻りが渋くなった場合検知しやすいと言う事。

レバーを握ってブレーキ液をドレンニップルから排出した後、次の握りで機能が回復すれば可。数回やらなければいけない場合は危険信号。数十回では不可です。

エンジンが止まっても笑い話ですがフロントブレーキだけは洒落にならないので今後こまめに点検しようと思います。次にもし起こったら今度は保障期間であれ何で有れ自分で分解して寸法取っちゃいます。PL担当者には心して待っていて頂きたいと思います。

巷の情報を総合すると、特に2004年以降のダブルディスク仕様(R)で有名な不具合です。

ハーレーのサービスブリテンM1178、リンクしちゃいます。


皆さんもお気をつけて、良い週末をお過ごし下さい。