Wednesday, December 29, 2010
走り納め
不順な天候が続く北カリフォルニアですが、雨の合間をぬって走り納めしてきました。
コースは裏山からスカイラインを通って夕陽を見にHalfmoon Bayまで。
お昼頃まで強風が続き、時折雨も打ちつけていたので路面はウエット。
でも傾いた陽射しが木を照らして中々良い感じでした。
気温は数度とグリップヒーターのテストにも絶好のコンディション。結論から言うとグリップは温かいを越えて掌が熱くすら感じる割には指先が冷えるのには少し驚きました。コレは仕方無いな。でも以前に比べれば間違い無く快適です。
太平洋側はかなり寒そうでしたがヒーターが快調なので海へ。この夕陽の向こうは日本の朝日・・・
夕焼けはイマイチでしたが、何となく行く年にふさわしい感じかな。
やっぱりスポーツスターはこの角度がカッコいい。
と言う事で、来年はロンツーに行きたいなぁ・・・と思いつつ、2010年は21,960マイルで終了です。
皆様、良いお年を。
Saturday, December 11, 2010
Heated Gripとメンテ諸々
21,857マイル。ほぼ故障も無く良く走ってくれるSportsterですが、ロッカーカバーからのオイル滲みが再発。前回の交換は丁度一年前の同じ週末(笑)
前回はB品番でしたが、どうも見た目ではコスト削減っぽかった。と・・言う予感が当たって屑でした。
今回はC品番。(17353-89C)。今回は明らかに対策品の雰囲気で中々宜しそう。材質も多分違います
(少なくとも色が違う)。茶色がC品番。最初の物に近いかな。
これ、知る人ぞ知る、ガスケット溝の切り欠き部分に当たる部位はかなりのダメージを受けて切れかけてる・・・(^^;
ついでに内側のガスケットも交換。今回はもう少し持って欲しいな・・・
お次はリアのブレーキシュー。これ、小さいから減りが早い。
純正はほぼ1万マイルの寿命の様なので、今回はDrag SpecialtiesのOEM品。
ん~、これはどう見ても同じだ・・・(笑)
と言う事で何の期待もせず交換。少なくとも両パッド均等な減り具合で、DOT4効果抜群と言った所か・・・
さて、本日のメインイベントは最近の寒さですっかり乗る気の起きない状況を打破すべく取り付けを決意したグリップヒーター。
このHeat Damonは今までのグリップがそのまま使える事とコントローラーが素敵に調和しているので試してみる事にしました。以前知り合いのバイクにグリップそのものがヒーターになっている物を取り付けた事が有りますが、グリップが太くなる事とコントローラーがチョッとショボイのが気になってました。あ、あとアクセル側はケープルに負荷が掛からない様に取り回すのでちょっとカコワルイ・・・
さて、ブツですがコントローラー以外は特筆する事も無い様な感じです。
取り付けは簡単そうですがヒーターの配線をコントローラーに取り出す所でハンドル外に取り出す為の5/16インチ径の穴を開ける必要が有ります。
説明書に依れば、配線がハンドル内の場合はハンドルを外して作業する様に書いて有りますが、スポーツスターの配線はハンドルの外なのと、穴は配線を這わせる窪みの中に開ける為スポーツスターではハンドルを付けたままで穴を開けて・・・と言う方の指示書に従います。
先ずはお決まりの、ブレーキスイッチ保護の為のダンボール紙を挟みます。アクセル側はアクセルワイヤーを緩めてスポッと外せば準備完了。ハンドルは外さないのでマスターシリンダーとレバー部はハンドルに仮止めしておきます。
同じ様な要領でクラッチ側も外します。私はスポーツスターロゴ入りのグリップに換えているので簡単に外れます。ココで穴あけ。クロムのメッキ層は硬質なので、先ずはHSSのドリルがどの程度噛むかを試します。パイロットは約3mm程度の穴。結構簡単に開いてしまって肩透かし。
もう一度5mm程度のドリルでパイロットを広げてからTiNコートされた(金色)怠け者用ツールで穴を8mmまで広げます。実際この工具はバリが出にくいので怠け者にはピッタリ。ヤスリでの仕上げは必須ですが内側も含めて5分とかからず仕上げが可能な程度です。
さてココからは左からスネークと呼ばれるプラスチックを通して、配線を引っ張りながら右側にヒーターを挿入。
左側に出た配線を4インチ=100mm残して切り整えます。
今度はコントローラー部を取り付ける為に、先程開けた穴にゴムのグロメットを装着。
ココにコントローラーの配線を通して、更に電源線となる赤黒の配線も通します。
後は指示書に従ってコネクターをクリンプしていくだけ。この部品は線が奥まで挿入されている事が目視出来るのと、クリンプがちゃんと出来る所まで挿入されると中からグリスが飛び出して防水すると同時に、作業の完了が確認出来る優れもの。やるじゃん・・・
飛び出したグリースは拭き取る必要が有ります。
配線が済んだ所で動作チェック。バッチリです
後はひたすら押し込んでクラッチ側の取り付けをするだけ。
実際、ケーブルを噛み込まないように取り付けするこの作業が一番大変。
元の配線の取り回しでの取り付けはどうも上手く行かず、どうやら横からではなく内壁から垂直に出てくる方向の方が正解の様。
しかし配線が終わっているので時既に遅し・・・
これから取り付ける人はこの部分は事前に確認した方が良い様です。
私は・・・仕方ないので部品を少し改造して後をシリコーンゴム(RTV)で埋めておきました。
私はONからパワーの取れるスペアヒューズ回路からGPS用の配線を採っているので、そこに並列で電源を取って終了。
のんびりと他の事もやりながらで2時間位かな。
今日は他に用事も有ったので試運転は明日ですが、グリップはかなり温まり良い感じです。
さて、明日は少し走ろうか・・・
Monday, October 11, 2010
秋色
英語でもFall Color。
サンフランシスコ近辺での紅葉はもっぱら人の庭に植わっている樹木や街路樹で、色付く山と言うのは殆ど・・・と言うか全く有りません。
この辺りで紅葉を本格的に楽しむにはシェラネバダ山脈の東側に行かなければならないのですが、峠自体が3000m超級なので、時期を誤ると冬季通行止めになって大回りを強いられる為、現実的にはEastern Sierraの紅葉は思い立った日に行かないと拝めない・・という事になります。
土曜日に整備も終わって、今年は長距離をしてないなぁ・・・という事で思い切って行って来ました。
総行程640マイル。
先週末は降雪で今シーズン通行止めになったTioga Pass。その手前の、2ヶ月前にキャンプをしたこの草原も冬模様。
で、Tioga Passそのものは既に冬景色でした(^^;
ただこの日は気温も高くバイクで走るには最高の日和。
そのまま更にBishop近くの小さな湖、North lakeに向かいます。
標高がまた8000フィート以上になるとかなりの秋色。
North lakeへは半ダート。
路面の状態は良くSportsterでも問題無しです。
湖はフロートを使った釣り人がのどかに釣りをしています。いいなぁ・・・
そして来た道を戻って
最終目的地のLake Sabrina。偶然出た雲と光でかなり微妙な絵になりました。ちょっと神々しい感じですが、実際そんな感じです。
背後にもDeath Valleyを見下ろす山が既に雪化粧
その後はJune Lake辺りは写真以外には殆ど止まらず、紅葉自体もあと数週間って感じでした。
この時点で既に5時を回っていたので、凍結が心配になる前に一気にYosemiteを駆け抜けます。
それでも帰宅は11時。
いやぁ~、久し振りにお尻が痛い。
しかし、バイクが絶好調で気持ち良いの何のって、最高でした。
Saturday, October 09, 2010
備忘録
光陰矢の如し・・・(^^;
ふとサボったらもう半年ですか。
それなりにゴソゴソとやっている私です。
日本は猛暑でしたがカリフォルニアは寒い夏。バイクに乗るには最高の日が続いています。
今年は6月の下旬に20,000マイルを突破した物の余り長距離をやってないので今現在21,000マイル。
8月に新車から頑張っていたバッテリーがお亡くなりになり、今回はYuasaを試しています。
でも・・・、YuasaバッテリーはMade in Chinaでした(爆)
バッテリーが死ぬ間際にセルが回せなくなり、ウニュ・・ウニュ・・ぱたっ・・・の後に煙が・・・
過電流が流れて配線の被服が過熱したかと思ってましたが、外して見るとマイナス側の端子が溶けてる(^^;
煙は鉛の蒸気か(大汗)
フロントタイヤのチョイスはリアで気に入っているNight Dragon。このタイヤ色々と気に入ってます。今回実はオンラインで買ったタイヤをショップで着ける時間が無く学生時代以来のタイヤ交換。
フロントは簡単でした。リムもプラスチックのプロテクターを使ったので殆ど傷も無く、キャストホイールの精密さも有ってバランスは省略。実際問題は無いね(笑)
で、21,000マイルは一応オイル交換時期と20,000マイル点検なので、細々と備忘録。
エンジンとトランスミッションオイルは基本に返ってSyn3。試走の感じではAmzoilやMobil-1よりもしっとりとした感じでエンジンが静かかな・・・?
フロントフォークオイルは今回が既に3度目の交換。
出てきたオイルも綺麗ですが、少しエアを噛んでたかな。今回はWet・・・スプリングやフォークチューブ内部を乾かして無いので266mlを目標ですが、メスシリンダーが無いので約10oz、300ml弱を入れてオイルレベルを145mmで調整。根拠は希薄です(^^;
ステアリングヘッドも定期メンテ。
前回のグリスも綺麗な状態で残って居て良い感じです。再度グリスアップして再組み付け、調整。
私は最初の写真にあるようにハンドル部分は天井から吊り下げる形で分解しないので作業はかなり早いです。この方法はお薦めです。
後は試走後にエンジンが十分暖まった所でプライマリーチェーンの調整。これはエンジンをかけたままニュートラルの位置でチェーンテンショナーを締めこんでヒュンヒュンと音が出た所から1/8回転ほど戻すという簡易調整法。私は常にこの方法ですが調子良いです。
試走すると・・・フロント周りがしっかり、しっとりでいいな。
少し長距離を走りたい所です。
Thursday, April 08, 2010
Carrizo Plain
カリフォルニアはすっかり野の花の季節ですが、そちら方面にツーリングに行った仲間達から、シーズン真っ盛りの報告。
しかし、天候が不順で雨の予報が出ていたため、へタレな私はほぼ諦めかけていました・・・が、
突然の天候の回復と、新しいタイヤの皮むきの誘惑に負けて、仕事なんぞしている場合じゃないとの結論に達し、急遽Carrizo Plainを目指しました。
位置的には丁度ココとLAの中間辺り。距離的にも約250マイルと手頃な距離。
雨の間隙を縫うように101を南にひた走り、Santa Margaritaから58号へ。
58号沿いは既に花の絨毯が広がります。
Carrizo Plainはどこもかしこも花盛り。Soda Lakeも水がタップリ。
取り合えず公園内を縦断するSoda lake Roadのダート部分がどこまで行けるか確かめに・・・
頭上は晴れてますが、前と後ろに雨が・・・・
取り合えず縦断路は状態も良く通り抜けが可能なので、東側のButtomwillowに宿を取り翌日に再訪しました。
東から入る道はSoda Lakeの向かいに見える黄色い花で色付いた山並。天気は残念な事に雲がかかって極寒でしたが、花はピーク。
Plain内は陽も射して暖かく最高でした。この花の時期は一年で数週間しか無いので、貴重な時間です。
色とりどりに咲き誇る野の花。多分後数週間もすると景色は砂漠に近い物になると思われ・・・
この平地は断層によって形成されているそうですが、その低い部分は青い花の絨毯。
帰りに寄った41号、46号沿いもポピー(カリフォルニアの州花)が原生していて最高でした。
で、PirelliのNight Dragonですが、先ず乗り心地が今まで使ったタイヤの中では一番優秀。フリーウェイの継ぎ目などではかなりの衝撃吸収。ラジアル並なのかなぁ?
今回、皮が剥ける前にウエット路面走行を強いられましたが、安定感は全く不安無し。但し、タイヤの慣らしを兼ねていたのでかなり優しく走ってましたが・・・
その後は峠とダート。ダートも跳ねを感じずに良く走ります。コレはME880やBT-45では出来なかった事。
峠はかなり飛ばして見ましたが、安定感抜群です。BT-45よりも良い感じ。
という事で、もう少し耐久性を見なければ結論は出ませんが、最初の700マイルでは合格です。
あと、この冬による年波に勝てずに付けたグリップガード(ウソですよ。カッコ良いので付けました)。
コレが虫除けの良い仕事をします。
見た目も少しお気に入り。ブツは此方。
取り付けも簡単で、手に石やカナブンが当たった事の有る人にはお薦めです。
ちなみに、雨も結構除けてくれますし、一番重要なグリップ部の風防の機能も十分果たしています。
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