Sunday, November 26, 2006

Point Reyes


サンフランシスコを越えてハイウェイ1号線を更に北へ向かうとMuir woodsというRedwoodの樹海が有ります。その先にあるのがPoint Reyes.半島の様な違うような。
この地形は地殻変動で太平洋プレートの陸地がアメリカ大陸に着岸したものだそうです。すごいスケールの話ですね。1906年の大地震ではこのPoint Reyesは北に5mも動いたそうで、この断層がカリフォルニアでは100年周期の大地震の最も危険な場所とされています。ま、東京も同じくらいですからどこに居ても同じです(笑)

アメリカは感謝祭の週末で私も4連休。ターキーとチキン丸焼きを2晩続けて土曜日は早朝から脱走です(笑)

先ずは、サンフランシスコを通り過ぎて金門橋を渡った所の観光スポット。街と橋が逆光ですが、今日は霧も薄くナカナカ綺麗。


その先、ハイウェイ101号を暫く行くと1号線との分岐点。ココにはMuir Woodsと呼ばれるカリフォルニアレッドウッドの樹海が広がります。もちろん、徒歩でのアクセスのみなので今回は近くをかすめてPoint Reyes に向かいます。

林を抜けると見えてきました。太平洋プレートの端っこ、ポイントレイズです。

途中、火の鳥が飛んでいるような雲が有りました。良い事有るかな?

ココは牡蠣の養殖が盛ん・・・なのですがぁ、こちらで高級と呼ばれる牡蠣は熊本オイスターと呼ばれる小振りの物でココで獲れる牡蠣は大形の大味。もちろんお好み焼きやも有りません。ただし、20年ほど前だとケチャップのみで醤油も有りませんでしたが、最近のシーフードレストランで醤油を頼むと大体は貰えます。

で、食べ物は期待せず、ひたすら先端にある灯台を目指します。行く道筋にある農場は19世紀に移民の為に作られた農場。北海道を走った事は無いのですがこんな感じかなと思わせるなだらかな丘陵地帯に牛、牛、牛・・・・・

で、Point Reyes側に入って約12マイルほどで先端の灯台に着きます。ココはバイクを停めて約600mの遊歩道を行くと・・・・



見えました。そこには注意書きの看板。
この高低差は30階建てのビル相当です。降りる場合は心して・・・と。

途中に数箇所、休憩所も有るし、降りてきました。


どうも、日本の灯台に比べると小さい。ま、可愛いといえばそれまでですが・・・
海の向こうは日本です。ヤッホ~!


帰りは別の経路でレッドウッドの中を走ります。


この後、地図を見て頂けると分かりますがサンフランシスコ湾の東側、イーストベイ側を始めてバイクで走ってきました・・・が、渋滞と霧が入ってきて対岸も霞んでしまい余り良い選択では有りませんでした。やはりいつも走っている太平洋岸の方が良いですね。

で、帰り道はチョット遠回りして裏山も走ってきました。実はフロントフォークブレース(スタビライザー)を付けてみたのですが・・・効き目がイマイチ判らん!?どうもバネ下荷重が増えるだけの様な部品なので躊躇していたのですが、これまた、ビミョーな部品です。急な切り替えしの時は多少効いている・・・と思いたい!

あ、後ついでに油温計も付けてみました。軽く街を走っていると175華氏度。高速を3500rpm位で巡航中は驚きの225度。峠を走ると200度と、結構予想外の挙動でした。何となくスピードの出ない街乗りで温度が高く、定速で冷却も良い高速は低めかと思ってました。峠ももっと高くなると思ったのに何故でしょう?

シートは、今回は結構自信を持ってイイ!と言えそうです。お尻、痛くなりませんでした。走行距離は約350キロ位かな。でも、灯台以外はほぼノンストップ。ま、そのテストの為に出掛けた様な物ですが、ナカナカ好調です。

Saturday, November 18, 2006

森林浴コース



最近は毎週の様にこの木漏れ日を楽しんでいるのですが、余りに気持ちよくて停まって写真を撮ってませんでした。



と、言う事で今回のコースは最近発掘した・・・チョット荒れ目ですがナカナカご機嫌な道。ココのカリフォルニアレッドウッドは余り大きくは有りませんが木霊はタップリ・・・な気がします。



今回はこのバイクとは逆向きの下りを走りました。途中で出会うのは自転車ばかり。彼らは登ってきます。う~ん、複雑!



降り切ると太平洋。視界は開けていますが波が比較的荒くご覧のように霧が上がってきています。でも今日は久しぶりにポカポカ陽気。もっと走っていたいところですが子供のお迎えが有るので最短距離を走って帰路に。



お、そう言えば帰路の登りで今週降った雨が湧き出して濡れた路面が有りタイヤの様子を見ると・・・

ズルッ!ズルッ!っと最悪!

但し、対向車線側のスポーツバイクもズルズルしてました。下り側は交通量が多く30台程すれ違ったでしょうか。そのまま上がっていくと10分ほどしてパトカーを先頭に事故処理班が急行していましたから、やはり異常に滑ったのだと思います。
結論はまだ先送りしますが、今回のメッツェラーME880のウエット性能・・・ ビミョー!

戻ってきてスカイラインでいつものようにハイポーズ! バイクの止まっている側と向こうに見える山の間がシリコンバレーです!・・・ってこれだけじゃダメですよね。霧がかかって見えないし(笑)

こう見るとMustangのシートも悪く有りません。あ、そう言えばシートが硬い分、滑り出しでタイヤの挙動が良く判りました。



Tuesday, November 14, 2006

ベテランズデー・パレード



先週末は退役軍人の為の祭日、ベテランズデーでした。
アメリカに居ると、メモリアルデー、ベテランズデーと真珠湾攻撃の日はチョット肩身の狭い日本人です。
実際にアメリカの同盟国、ロシア、ベトナム、台湾、フィリピンなどなど各国の退役軍人たちが国旗を掲げてパレードしますが・・・さすがに日本は有りません。

と言うことで、見に行ったことの無いパレードでしたがマーチングバンドに参加する息子たちが今年はこの中を歩くのでアメリカの旗を掲げたカモフラージュで行って来ました(冗談ですよ!)

所はサンノゼダウンタウン。アイスホッケーのサンノゼ・シャークスの本拠地、HPパビリオンをスタートし、チョット雰囲気が素敵な街のランドマーク・デアンザホテルの前を通り広場のあるテックミュージアム前のダウンタウンまで。



最初の写真のように独立戦争辺りから、クラシックカー、陸海空軍バンド、警察や消防、コーストガード、中高マーチングバンド等など3時間余り続きます。



やっぱりクラシックカーに目が行きますねぇ。欲しい!



必ずと言って良いほど登場する真珠湾の生存者達。その際はどうもすみませんでした。




我が息子たちの参加するこのマーチングバンドはカリフォルニア州でも毎年必ず優勝候補に上がり、ディズニーランドにまで遠征するつわもの達です。確かにレベルが高い・・・のですが皆さんにはお聞かせ出来ませんね。すみません。



と、言うことで・・・バイクには乗れませんでした。

Saturday, November 11, 2006

久々のツインテック



一時期は取り憑かれた様にいじりまくっていたツインテックも、繫ぎ方を忘れるくらいいじってませんでした。ず~っと好調だったので殊更に触りたくも無かったのですが、この数週間2千回転くらいの高負荷でチョットノッキング気味。空気が冷たくなったせいでしょうか?
まあ、多分1-2度の調整なので久々の改訂版。と言ってもじ~~~っと見ないと分かりません。

ま、ツインテックオタク向けと言うことで。

上が最新版、下が改定前。ご存知のようにSJは50番です。



今週末はベテランズデー・ホリデーで息子たちがサンホゼのダウンタウンをマーチングバンドでパレード。親はチョロチョロと付いて回る訳ですが、天気予報は雨!!

バイクも乗れそうも無いですな、ハァ。

ツインテックの過去記事

Saturday, November 04, 2006

不良品・ヒートシールド



皆さんのエキゾースト・ヒートシールドは未だ壊れていませんか?

これ、振動の多い部分に付く為に、取り付けのベルトが切れたりブラケットが剥れたりの問題を良く聞きます。でも、ピカピカのクローム部品だからある意味スポには一番重要な部品だったりもして・・・

で、私のバイク、先週辺りからビリビリ音が聞こえて、何が緩んだかと思ったら・・・シッカリと剥れていました。外して見ると噂に違わぬ構造。一番上の写真ですがこんなもの持つわけが無いね。 溶接不良のお手本みたいに見事な不良品。でもこれ、表面を歪ませずに溶接するのはほぼ不可能・・ですから設計不良ということになります。スポット溶接機くらい買えよ!って思いますが、実際には板金構造で留める部分を作った方が良さそう。

ところで、ハーレーとの付き合いは未だ1年程ですが大体のパターンは読めてきました。これはクレームで直してもらえますが再発間違い無しなケース。行くだけ無駄・・・かな。

ということで、チョット頭をひねりました。リベットで留めると・・・みっともない。ネジは緩むしみっともない。部品点数が増える。で、考えついたのが・・・カバー自体を加工してベルト押さえを作ること。これだと部品点数も減ってデミングさんも大喜び・・かな。

ということで寸法を決めました。幅4ミリの長さ25ミリ。ちなみにホースバンドの様なベルトは12.7mm=1/2インチです。25ミリでも板金加工なので実際に平で押えられる部分15ミリ幅を目指します。

工具は電動のリューターに薄い切削用のグラインダーの歯。これ、結構軟鉄で飴の様と言って良い位簡単に切れます。裏側からマジックの線に沿って切れ目を入れます。はじから4mm、長さ25mm。切れたらば20ミリ幅の浅い溝を切った木材を型に使いボックスレンチの胴が円筒の物を選びます。その四角穴側=肉厚がありハンマーで叩いても変形しない、を使いコンコンと押し出します。 出来上がりはこんな感じ。叩いた部分はベルトの下なので傷は気にしない。気になる人はマスキングテープを張ってからやりましょう。


これで完了。15分位かな? 木工がみすぼらしいのは・・カンベン。

取り付けもバッチリだし見た目には絶対分かりません。 熱の伝わり方と切れ目の金属疲労は少し経過観察の必要が有ります。


HDは改善活動とか・・・無いんだろうなぁ~。有れば送ってあげるんだけれど。