今朝は家内が午前中出かけたため、昨日の行き場を失ったオバーフローとキャニスターからのブローバイホースと暫くにらめっこ。ストックに戻すか、ブラケットを作ってホースを固定するか・・・
取り敢えず、"一回り大きい" ハイフローはどれだけ大きいか詳細に確認。外周を計ると純正24インチに対してSE26インチ。幅は同じで1インチ。コンボリュートは1インチあたり4でこれも同じ。エレメントを押さえている網はSEでは内、外両側。標準は内側のみ。この時点で結論は出ました。看板に偽り有り。元に戻します。
元に戻すのは簡単。但しストックはインテークの口元に意味不明のフラップが有ります。長方形の開口部は約57mmX37mmで全開時に4mm厚のフラッパーが有ります。スロットルのOn・Off時のバックファイヤーは実はこいつも一因かもしれないと思い、取ってしまいました。スナップオンのプラスチックパーツですから簡単です。
取り外し後の開口断面は約70mmX47mm。実に75%のゲインです。チューブ類も元の鞘に納まりスッキリ。
これで低速側のメリットが残って、高回転時側の伸びに問題無ければOKです。但しエアクリの損失差は表面積から見積もって多くて26分の2。つまり8%弱です。私の乗り方では高回転側の不満など有り得ないと意味の無い自信を持ちいざシェークアップランに。
ちなみに昨日のプラグの焼け状態を確認してから出ました。状態はきつね色で良好でした。
まだ少し路面の濡れた裏山(サンタクルーズマウンテン)を快調に駆け上がります。間違い無く低速が太い。一速高めでもお尻を押されるようにガンガン上がっていきます。息つきやバックファイヤー、ミスファイヤーも一切無し。通いなれた峠の上り下りで特性が更にマイルドに乗りやすくなって大満足。コーナーの立ち上がりが今までに増して最高です。排気音は相変わらずやや大きめに感じて多少不安が残ります。但し昨日と同じ、一速高めなので軽~い罪悪感を除いては実害は無し・・・のハズ。峠の切り立った斜面が右に来る場所ではバロニーカットの影響がモロに出ます。ま、全て後ろに行っていたストックとの比較は簡単では有りません。大きいような、大丈夫な様な。暫く走っているうちに他のライダーやサイクリストの反応を見てこれは多分OKだと勝手にナットク。
山を降りるとフリーウエイ。昨日のように6000rpmまで引っ張って合流して行きます。相変わらず速い。タコメーターが跳ね上がり間違いなく全体の馬力がトルクが上がってます。吸気音が少し抑えられたせいか、今日は3400rpm、70マイル(約110km)では風切音と同レベルです。ここから4000rpmまで開けると間違いなく以前とは違う中間加速。昨日と同じで「速っ」。音質も吸気音が消えてもっと鼓動が感じられるメリハリが付きました。合格です!
帰ってきてプラグの焼け具合を見ると相変わらずこんがりきつね色。バッチリです。
これで私のステージ1改は終了。SEのエアクリはeBay行きです。
願わくば、スロージェットと標準インレットの改造のみで試してみたかったと思います。昨日記述したようにストックのマフラーの方が断面積が大きく音が抑えられているので、排気の抵抗が高いとは言い切れないと思います。はやり、講習会の名を借りたセールスプロモーションで暗示に掛かり20%引きの一声でまとめて買ってしまった・・・ところがオチでした。
まあ、値段の割には楽しんだので大いに満足はしていますが。何しろ低回転のトルクが中毒症状を起こしバイクを降りるのがいやな一日の終わりでした。
まだエアクリの改造とジェットの調整をされていない方。この改造、安くてお勧めです。マフラーは音の趣味で慎重に。
Sunday, January 29, 2006
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5 comments:
なるほど~色々奥が深いようですね。HSR に換える前にこの記事を読んでいたら私も考えたかも知れません。 (^^
でも個人的にはあの”ガボォーッ”って吸気音好きなんですよね~住宅事情により SEII は装着できませんし。 (>_<)
でも低速を使用できるようになると乗りやすさが増しますよね!
私も HSR にしただけじゃダメだったんですがアーシングを施した事によってかなり改善しました。
ホントは 2000r/min 以下のモジュールの書き換えをしたかったのですが SE のチューナは北米仕様限定でインターナショナルモデルには非対応と言う事が一週間前に判明し本日返品となり発送したところです。。。
Slow Jet のセッティング私もトライしてみようかな~
Lianさん
私も吸気音は好きです。昔、ソレックス4連にファンネル付けて遊んだ方ですから。今回はクシャミ、息つき対策から始まったステージ1改造だったので、馬力アップなどに余り深い考えは有りませんでした。まあ、ジェットの件は後々調べると有名な話のようです。
日本ではモジュール改造の話良く出ているみたいですが、低速域のジェットを替えているだけなので関係無いと思いますよ。アイドルは標準の1000rpm+付近のままです。
CVキャブには基本的に加速ポンプを入れるて4箇所ガソリンを吐出する穴があります。ポンプ、アイドルとメインは今回いじってませんから、まさしくスローな領域、予想では、というより標準の手法ではスローは大体アイドルの上から2500rpmまでの一番使う所な筈です。
ジェットは基本的に工賃だけです。商売になりにくいのでショップも宣伝しにくいかと・・部品はケイヒン製なのでしっかりとMade in Japanが袋に書いてありました。初めてでも小一時間で替えられますから是非お試しあれ。
本文にも書きましたが#46か#48が普通のようです。私は#50のまま使っていますが。
ビックリする事請け合いです。
訂正
SlowJetは42<45<48<50が標準でした。
45と48の記事は良く見かけますが50は未だに見ていません。'04以降は#50だと私が部品を買ったショップは言いますが・・・
確率から言うと48で初めて番手を上げる、下げるを決めるのが常套手段かな?
スロージェット交換でそんなにも変わるんですね。
参考になりました。
都心部での渋滞走行を考慮すると#50では明らかに濃すぎると思われますので、#45か#48で試してみようかな。
Aki~raさん
そうですね、その後いろいろ見てますがこちらのフォーラムでも#45か#48ばかりです。今のところ#50で快調に走っていますが、今週末SE-IIの音量を少し下げて#48に代えてみようかなと思ってたところです。
いずれにせよお奨めです。ビックリすると思いますよ。
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