Sunday, January 20, 2008

ステアリングヘッドベアリング


わがスポーツスターももう直ぐ1万マイル。

1万マイル点検はオイル交換、各部増し締めに加えてステアリングヘッドベアリングのグリスアップが記されています。

チョット調べてみると作業自体に問題は無さそうですが、HDの指定しているグリスには問題ありの情報。そこで少しグリスを調べましたが結論としては耐熱性の良い流れ出し難い物であれば負荷自体は大した事無い。

と言う事で今回は化学合成のMobil-1グリースを使って見ました。缶を開けてみると・・・おぉ!コレはピストンさんが使っている物に間違い無さそう・・・な真赤なグリースでした。一見あんずジャム!?



取り合えずジャッキアップ。フロントを外すとバランスが崩れますので後輪を支え、更に馬を使いバイクがアンバランスにならない様に気を付けましょう。後輪はベルト等、若しくはディスクに開いた穴を利用して回り止めをしないと支えが上手く働かないので要注意です。

さて、先ずはフロント周りを外してしまいます。ブレーキキャリパー、フェンダー、タイヤ。この辺りは全てねじ数本で外れるので見た目よりも作業は簡単。キャリパーはブレーキラインに負担が掛からないようにゴムで吊っておきます。

ここから三叉部分を緩めて行きますが、その前にハンドル、メーター、ライトの部分は配線を外したりすると大事なのでハンドルを介して天井から吊っておきます。最初は脚立を使ってとも考えましたが、幸いな事にガレージドアに上手く懸けられる場所が見つかりそれを利用。

フロントフォークはクランプ部分を緩めると簡単に抜けて来ます。私の場合はブレースが付いているので2本付いたままですので、後の組み付け調整が楽です。



さて、ココでRモデルの上部に付いているクロームのキャップを外す・・・と有りますがどう外すかの説明が見当たりません。取り合えずスナップインか、クランプか・・・色々試しましたが、詰まる所は指締めのねじでした(^^;



トップキャップを外せば何所を緩めるかは明らか。いよいよベアリングのご登場。
ん~、カサカサに乾いてる(大汗)

コレは危ない所でした。アウターレース側も拭き取る程の物は残ってません。幸い傷は有りませんでしたが2年1万マイルだと限界ですねぇ~。


下側のベアリングを抜こうとしたらハンドルロック部に少し打痕が有りベアリングが抜けません。ヤスリで少し当たっておきます。



ベアリングは古いグリスを拭き取り、新しいグリスを掌に乗せてインナーレースとリテーナーの間に少しずつ押し込む様にしていくとローラーとリテーナーの間から古いグリスが押し出され次に真赤な新しいグリスが出てきます。コレだけ。

シールはMD-40(CRC-556)と歯ブラシで洗浄して薄くグリスを馴染ませて組み付けます。

アウターレース側にも薄くグリスを塗布して逆の手順で組み付けます。ココでは未だユルユルの状態で組み付けて行きます。フロントフォークは上部クランプで固定しますがヘッドベアリング調整では下部クランプ部が上下動する為下部は未だ締めません。

ハブ、ブレーキ等はトルクレンチを使い規定トルクで確実に組み上げます。この時点でジャッキはフロントが自由に動くギリギリまで下げてしまいましょう。

ココからが本日のメインイベント、フォールアウェイと呼ばれるヘッドベアリングの調整です。コレは水平、直進の状態から操舵角をつけて行きフェンダー先端で1から2インチの操舵量から先は自重でフォールアウェイして行く・・・何とも楽しそうと言うか、いい加減と言うか(笑)

コレの為にはフェンダーに紙テープを貼り、そこを指すポインターを設定する必要が有ります。私は対面に有ったトレーナーに乗った自転車を使いました。自転車も操舵が効く為コレは正解。


1インチ(25ミリ)で落ちる所でも感覚的にはユルユルなので、私は2インチに極力近付けて調整しました。

この辺りは締め忘れるとシャレにならない部分も多いので再度全てのねじをチェック。
実際に走ってみると・・・軽い! 裏山を10分ほど試走してきましたがコレはかなり気持ち良い程スムーズ。

来週からは天気も下り坂の様です。走るのは暫くおあずけかな?

04以降のスポはハブベアリングもスイングアームもシール型ベアリングなので3万マイルまではメンテナンスフリー。ん~、いじる所が無いぞ!ホイールでも磨こうか???

8 comments:

Taka said...

ガレージのある環境って羨ましいですね~
青空ガーレジだと、大掛かりな作業はする気になりません。

ワルは走行距離35000km超、重量車だけに各ベアリング類等のグリスアップ、もしくは交換が必要だと思いながらも何とか5万kmまでもたせて大掛かりなOHはまとめて、と思っている私です(^^ゞ

US05 1200R said...

takaさん、

まあ、日本だと信用できる匠の技を持った人も多いけれど、こっちのディーラーにブレーキやステアリングは触らせたく無いって所が本音です。
このグリースもマニュアルに指定された物は使うなと言う話は有名なのですが、考えてみたらそれは組み立て時に使われていて、ご覧のようにカサカサに乾燥していた訳です。
ユーザーに通知くらいしろよ!ってブレーキの件でもアレだけいい加減だったからねぇ。
国産は多分シールされたベアリングだと思いますよ。最近は車だって10万マイル位はノーメンテだもんねぇ。
うちの会社の製品だってリテーナー付きの高寿命使うもんなぁ、最近は。

アラモ said...

昨年の作業を思い出しました。

最後フォークステムのスクリュー締める時にタンク凹ました事も思い出しました(泣笑)

Taka said...

日本のハーレーディーラーのメカもひどいの多いですよ。
特に最近は他のメーカが売れない中、ハーレーだけは売れているそうでメカの需要が追いつかないとか。で、レベルの低いメカニックが増えているということのようです。

実際の所どれくらい売れているかといえば、ここ数年の日本での販売台数は2位のホンダに大きく差をつけてのダントツの1位、この間東北の某所で、ハーレーのフェスタやったんですけど冬だというのになんと1日で120台成約したそうです。まあ納車は春で、120回ローンを武器に売りまくったんでしょう。ということで日本で一番目にする大型バイクはハーレーなんですね。騒音や排ガス規制、さらには販売台数の低下も相まってこのままでは日本のオートバイはさらに衰退する一方、国産メーカにも魅力的なモデルを出して欲しいですね。

US05 1200R said...

アラモさん、

そう言えば・・・覚えてます。まあ、あばたもエクボと言う事で・・・・

Takaさん、

日本は実用品や最高の性能を競うのは上手でも嗜好品や特別な機能って事では弱いねぇ。
やっぱり単一民族国家での思考には限界が有るって事かな。
ま、そのおかげで我々も日本の企業に対抗できている訳で、頑張って欲しい様な欲しくない様な・・・(笑)

Anonymous said...

私のSSもそろそろ2年で今16000キロです。
ということは私もやらないといけません。
今までグリスのニップルがないからベアリング交換時にすればいいだけのメンテフリーだと思っていました。(笑)
この記事を参考にトライしてみます。

shampoo said...

すいません。
上のカキコミは私です。

US05 1200R said...

Shampooさん

2台で16,000だから凄いですねぇ。
今回のベアリングはどうせ2年位じゃ汚れてもいないのでは・・・と期待して開けただけにショックでした。
私はフォークオイルやタイヤやブレーキ関連をバラバラにやってますがタイヤの交換時期と合わせた方が良さそうです。

XLフォーラムにもハンドル周りを吊っている人
が居ますので参考になりますよ。