Sunday, June 03, 2012

So long, Silicon Valley

最近は更新もしていないBlogですが、この度1987年より25年余りを過ごしたこの地を去る事となり、本Blogの更新も終了させて頂くこととしました。
まだ顔も会わせた事も無いBlogでの友人達と、共通の趣味を通じて色々な事を共有できた事は素晴らしい事だと思います。
ご愛読、ありがとう御座いました。

1987年に26歳で渡米した時には、此処まで長くこの地で過ごすとは想像だにしていない事でした。
この地で結婚もし、子供も此処で育ち、今年は子供たちも全員大学進学のために巣立って行きます。

丁度人生の半分を此処で過ごし、子供達にとっては故郷でも有るのですが、かつてSilicon Valleyと言われたこの地も最近はシリコンを使ったビジネスはかなり限定的になり、様相も一変しています。

私はハード系のエンジニアなのですが、今回は産業を追って遊牧民のように流浪する形で、アメリカ内では初の本格的な引越しとなります。行く先は同じカリフォルニア内なのですがシリコンバレーとはかけ離れた南方の地となります。

この地にも大きくやり残した事が有るのですが、その約束はいつか必ず果たす事として、先ずはもう一発大きな仕事をしてみたいと思います。

此方までわざわざ遊びに来てくれた方、日本から情報を共有していただいた方、 北米地区で友人になって頂き一緒にツーリングをした仲間の皆さん、ありがとう御座いました。


安全で楽しいバイクライフをお過ごし下さい。

So long.


Sunday, April 08, 2012

プチ改造のち、裏山

DRZはロングツーリングに行ける様なバイクでは無いのですが、それにしてもハンドル位置が少し低い為に快適度も操作性もイマイチな感じだったのでプチ改造してみた。


今回の選択は、身長180cm前後の人にお薦めという噂のPorTaper SE KX High。これはこのシリーズでは一番高さの有るタイプです。


写真の撮り方も悪いのだがパッと見では違いは微妙。まあ2-30mmの違いなのでこんな物か。。。
アルミのバーだけどなんちゃってチタン色が素敵かも(笑)

交換はひたすらサクサクと外してまた戻す・・・だけでは済まずにスイッチ類が回転しないようにハンドルに空いている5mm径の穴を2箇所、ロールチャートとGPSをクロスバーに付けたいのでその辺りも分解して取り外し。ココについているプロテクターと左グリップはエアコンプレッサーを使って風船の要領で膨らませると飛ぶ様に取れてくる。ムフフ・・・楽しいかも(笑)


色々とスッキリと付いてハンドルの位置もやたら良い感じ。ちなみに外したハンドルは右が曲がってた。

こうなるとちょっと試走したくなる・・・というか腕が疲れる程度の距離に。

と言う事で裏山辺りのなんちゃってDual Sportのルート。コレはダートでは有るのですが、かなり程度の良いもの。


途中の山里では桜?だとすればチェリーだし、もしかしたらプラムとかの類と思われる果樹園が美しい。



Buzzard Lagoon Roadと、きっと走ってはいけないだろうと思われるがそんな看板は何所にも見当たらないNisene state parkの一部は雨の影響も有ってそれなりにウキウキする程度の荒れ模様。


座った位置でも立った位置でもかなりしっくり来るハンドル位置に満足しつつ、今日は何故か探検する道には木の橋が目立った。

雨季の筈なのに雨の降らなかった冬に比べて3月はけっこうしっかりと雨が降った影響で、この辺りの道端の渓流は今が一番綺麗な頃かも。


最近ちょっとお気に入りのLaurelにも立ち寄って、


最後は行き止まりだけどこの辺りで一番標高の高い所へ。
絶景かな。


と言う事で117マイルの試走でしたが、かなり満足。
後はチェーンをそろそろ交換して、オイルとエアフィルターをメンテすれば、5月の300マイルエンデューロの準備も完了。
今年は2度目の参加なのでコレで楽に走れて、更に写真を撮る余裕が有ると良いのだが・・・

Monday, January 30, 2012

2012 事始め


早いもので、つい先日は正月だと思ったらもう1月も終わりそうです(笑)

備忘録に3台の二輪の年頭のオドメーターは;
Sportster 24,626
DrZ 2,553
Speedster 4,725(自転車です)コイツ、最初の600マイルほどは他のメーターを付けていたので結構な距離行ってます(笑)

どれもコレも乗りこなせていないな・・・(^^;
特にどこにでも行ける筈のDrZの出番が少ない・・・

と言う事で今日は106マイルばかり乗ってきました。
場所は裏山近辺、なんちゃってDual Sports。荒れているとか通行止めとかを求めてウロウロとしてみました。

ココは看板は見つからなかったものの、明らかにオートバイ禁止と思われる道。この看板からはオートバイ禁止が明記してあったのと、どう見てもハイキング道なので引き返しましたが、なかなか良い林道でした。


この辺のダートは荒れた舗装よりも走り易いフラットダート。もう少し荒れていると楽しい・・・等と贅沢な事も考えつつ春の香りも見つけてきました。今年のカリフォルニアは雨が降らない。このままでは水不足でしょう。ただ陽気は既にポカポカ。昨日は自転車に乗りましたが・・・暑い。
菜の花は既に甘い香りで蜜蜂が忙しそうでした。


で、あっちこちを走り回って帰途に着いたら、ふと有名なトンネルに当たりました。

これ、約130年前に未だこの裏山辺りで林業が盛んな頃に木をサンフランシスコ方面に運び出す為に作られた鉄道の名残り。

詳しくは此方

実は一度前を通った事が有ったのですが気が付きませんでした。今日はルートを逆走してみたお陰で、「おお、トンネルだ!」
正面の鎖の奥手がトンネルです。

4時間ほどの気楽なソロでした。でももう少し長いダートが走りたいなぁ・・・

と言う事で、今年もこの二輪たちと遊んで行きたいと思います。

Tuesday, November 22, 2011

HID逝く、LED来る

去年の2月にお試し気分で取り付けたHIDのヘッドライトですが、最近はイグニションに失敗する事が多くなって来ました。大して乗らない私ですから、かなり短命だったようです。HIDバルブはご覧の様に半死状態。
ランプ内のリフレクターにも蒸着物質が有る様で、引導を渡す事にしました。

HIDは光量と色度は満足でしたが、ハイビームがハロゲンタイプで暗かったのと、リフレクターとの相性が悪く配光パターンはかなり不満でした。何よりも出先でバルブに逝かれると交換が困難な事も不安要素だったので、今回はヘッドライトはハロゲンに戻してLEDのドライビングを付加するプランに変更です。

今回のLEDライトはウエブ上で見つけたものの中では最強・・・とは言ってもLEDの技術は日進月歩なのと、最高級LEDではこの倍くらいの輝度が出るようになっていますので、進化中だった頃のPCの部品のような物です。来週はもっと明るく安い事でしょう(^^;


ま、とりあえず手頃な物を見つけました。ブツは中国製。中身はCREE。今回はPWMと言ってバルス幅で輝度を調整する物も取り付けます。LED本体は送料込みで単体62ドル位。PMWのDimmerが5ドル位。黒ボディと6000度のCCTは購入時に指定します。

ちなみに、この消費電力と光量は中国側に突っ込みを入れた所あっさりと15W、1120ルーメンですと訂正が入りました。実測では16ワット消費のようです。コレがx2。

ちなみに、最近はHDからLEDヘッドランプキットなる物が出ていて、それも悪くは無いのですが、今回は冗長機能も含めてドライビングライトを選択です。

で、取り付け位置はあれこれと悩んだ挙句ヘッドライト上部にすっきり目に付ける事に決定。
候補としては;
-, フェンダー脇:   ロングレンジな光軸が狙えるが可動部なので配線の不安有り
-, ライト下、三叉上:  ツールバッグが必要無い場合はココでした
-, ウインカーをフォークに移設して、ライトをハンドルバー:  悩み所ですが実際は場所が無い。ご存知のようにハンドル周りは対称性が悪い。
-, フレーム前部。ホーン取り付けブラケット辺り:  試してみるとけっこう張り出さないとフロントフォークを逃げられない。エンジンガード並みに出ていないと無理・・・カコ悪

と言う事で、今回の位置に決定。この位置はヘッドライトを吊るブラケット下にPWM基盤を隠すのですが、それに伴い配線もほぼ隠せる辺りがミソ。

今回はウインカー用の39mmブラケットを30ドル位で買ったのでそれを使用。
買ったままで取り付けるならこの形ですし、コレでもOKなのですが、このLEDは取り付けブラケットが板金物で振動し易そうな雰囲気なので、あちこち削りながら出来るだけ簡素化。コレが最終形。

コレでも左右上下の首振りが可能なので光軸調整は可能です。

基盤は元のコネクター類を少し改造して、スポーツスターオーナーなら分かる、ライト背部のこの位置に両面テープ付け。

見えない所なので後は黒いガムテープで覆って防水(笑)

調整用のトリマーはココです。
コレで完成。

比較はコンデジだと勝手に露光が変わるので分かりにくいのですが、此方がハロゲンのハイビームのみ。


此方ハイビーム+スポット。
もの凄く明るいのですが写真だと分かりにくいかな。遠くまでと言うよりはハイビームの両脇にスポットライトって感じです。ラリー車に乗ってた頃の時のお気に入りの配光パターンで、カーブが多い道では最も有効な方法だと考えています。高速道路をひたすら飛ばすなら前を狙った方が良いのですが、まあ臨機応変に考えます。

ちなみに・・・更にヘッドライトの暗いダートバイクにも取り付け。
コレは明るさが際立って良い感じです。

ダンボールで試作したときはマヌケ顔になりそうで心配しましたが、取り付け位置はココしか有り得ないと自分を納得させてブラスチックに穴あけっ!


ま、明るさの表現は難しいのですが一個辺りでSportsterのハイビーム一個相当かな。2+1では十分な光量で満足です。
DrZはx5位にはなったと思われます。今までは夜走りたく無かったからなぁ・・・

コレでヘッドライトが万が一切れても大丈夫だし、通常のハロゲンバルブに戻ったのでどこでも入手可能。

さて、此方は年末の始まりを告げるThanksgiving holidayが今週。スキーシーズンも始まり、オートバイは何時乗るんだ・・・・・春になったらだね。どっかロングライドに行きたいな。

Tuesday, October 11, 2011

今年の秋色、冬色

先週は峠が通行止めになる位雪が降った。
今年の紅葉のは少し遅めなのですが、冬季は閉鎖になる峠は待つ見極めが難しいので思い立ったが吉日。往復で690マイルというと1100キロ・・・
確かに遠いな・・・と認識しつつも、去年も行ったので大丈夫だろうと今年も行って来ました。

朝6時の出発は暗くて寒い。
ヨセミテまでは全くOn-timeの到着。ただ・・・高度6000フィートを越えると残雪が目立ち気温が下がって来ました。つい先日まで花が咲いていた湿原も冬模様。日陰には雪が残ります。

陽が当たり出して2時間ほども経つのにやけに寒い。放射冷却かな・・・等と思いつつも高度が8000フィートを越える辺りからは空気も匂いもまるでスキー場(^^; 寒さが身に染みる・・・

Olmsted Pointはヨセミテの顔ともいえるHalfdomeが良く見える絶景ポイント。


しかし、ちと雪が多くて不安だな・・・

こちらはキャンプで毎年訪れるTuolumne Meadows. 
名前の通りの草原ですが、一面の銀世界。
Tioga Passは9943 ft (3031 m)。さむっ・・・。でも此処からは下り。
Eastern Sierra側に降りる道も紅葉はイマイチ。どちらかといえば雪景色。

Monolakeまで降りてこの辺りで一番素敵なハイウェイ395 号を右に折れると直ぐにJune lakeへのLoopが有ります。コレは反時計回りの方が景色が良いので先ずは何箇所か撮影スポットを探して・・・

このダートの先に紅葉ポイントが見えるのですが、未だ30%という所か・・・
で最後までは行かずに写真だけ。

この辺り、かなり素敵です。

山並みがね・・・違います。


この後また395号を南へ。途中のスキー場はもうスロープが真っ白でスキー気分が盛り上がっちゃうなぁ(笑)
さてBishopの町で軽い昼食の後は秋色のメイン、South lake,Lake Sabrina, North lakeへ向かいます。
Bishopの町から見える4000m級の山々。秋色のピークまではもう少しだな・・

South lakeは初めてですがなかなか良い道で大きな滝も見えたりします。
紅葉はもう1~2週間先か・・・



North lakeへはダート道。雪が解けた後のぬかるみは未だシャーベット状で結構滑る(^^;

でもその報酬はPriceless

Sabrinaはいつも厳かです。この後は一気に帰途なので少し色々な事に思いを馳せて黄昏の一時。

フライフィッシングをずっと見てましたが、とても投げるのが上手な上級者でしたが、全く反応無し。水温が下がり過ぎているのだろうか・・・

この後108号Sonora Passという3000m級の峠を使って帰路へ。

丁度山道が終わった所で日没の完璧なペース配分で14時間、690マイルは無事に終了しました。


久々の超ロング。3000m辺りで吹けなくなる以外には超快調なSportsterです。やっぱりこのバイクの鼓動は素敵です。